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IoTとM2Mの違いと期待する未来

最近は「IoT」と「M2M」いうキーワードでモノづくりが進化している感じがします。

このキーワードを冠した製品づくりもあわただしい昨今です。ただ、どちらも「モノの情報を扱う」という意味で非常に似通った技術であることから、少なからず混同し混乱を招いているように感じます。
そこで、IoTとM2Mの“違い”を考えてみます。

IoTとはInternet of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」。パソコンやスマートフォン、家電製品や自動車、工場設備、ヘルスケア機器、計測機器、各種センサー(加速度センサー、人感センサー)など、さまざまなモノ(デバイス)がインターネットに接続されて、情報交換やコントロールを行う仕組みを言います。

M2MとIoTの考え方はよく似ています。モバイル通信が普及し、広い範囲に分散している大量のモノをインターネットに接続することによって、M2Mの概念がIoTに発展したとみることができます。

実際、インターネットにつながるモノの数は爆発的に増えており、インテルなどの大手ITベンダーは、2020年には500億台以上に達するという予測をしています。現在の世界人口は約70億人とされていますが、その7倍近い数量のモノがインターネットに接続される計算になります。

M2MはIoTのひとつの形態といっても良いと思います。ただ、基本的な考え方は似ているが、M2MとIoTでは“やりたいこと”が少し違っています。

IoTの主な目的は大量のモノからビッグデータを集めることが目的です。

IoTモノのデータ

IoTは、広範囲に分散している大量のモノから大規模な情報(ビッグデータ)を集めて分析し、これまで人間には直接見ることができなかった状況をわかりやすく“可視化/見える化”したり、さまざまな業務を効率化したりすることを主な目的としている。モノとつながる相手がモノなのか、人であるかを、IoTは限定していません。

正確でリアルタイムな制御をモノとモノで<完結>することがM2Mの使い方

 

IoT対してM2Mは、モノから情報を集めるというよりも、モノ同士に「何かをやらせる」ことを目的としています。

 

 

したがって、モノとモノの通信はインターネットに限らず、専用の“閉じた”ネットワークが使われることもよくあります。また、そのネットワークを介して接続するモノの数も、大量である必要が無いのです。M2Mの本質は、正確かつリアルタイムな制御を人の手を介在しないで、モノ同士で“完結”することです。

自動車を例にとると、M2Mの究極が自動運転技術だと思います。

車載のレーダーやカメラなどで路面の状態や路上の歩行者や障害物などを認識しながら、まわりの自動車と通信しながら適切な車間距離を確認しながら、信号機や周辺の道路標識に組み込みしてある端末と通信して決められた位置で停止したりといった風に、AI(人工知能)の判断に基づいてハンドルやアクセル、ブレーキなどを操作して運航します。また、道路の混雑状況に応じて適切なクルマの進路を判断する機能。

こうした高度な一連の動作と操作が、M2Mによって完全自動化を実現すると考えられるのではないかと思います。なので、M2Mの究極はモノとモノ、周辺の機器の連携などがリアルタイムに連携動作できるハードの世界がこれらを実現するのではないかと思っています。

 

 

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